向いていない仕事の落とし穴

世の中には、自分に「向いた仕事」と「向いていない仕事」があるというのが定説です。僕もこの意見には賛成です。何故なら、僕は自分が向いていないと思っていた仕事をして、見事に失敗してしまったのですから。
僕は自分では「神経質」な性格をしていると思っています。そのため、就職もそんな自分の適性を活かして、経理に関わる仕事をしようと思い学生の内から簿記の二級を必死に取得して就活をしてきました。

しかし、そんな僕がどうにか内定をとれた会社に入ってみると、配属されたのは「総務課」だったのです。経験者の方は分かると思いますが、この課は「部署間の調整役」になることが多いのです。
こういった調整役は、はっきり言って僕のような細かくて神経質な人間よりも、「おおらかで明るい」人の方が向いています。もっとはっきり言うと、僕には向いていない種類の仕事だったのです。

しかし、会社に入って既に配属されてしまった以上、ある程度の年数はこのまま頑張るしかないと思い、僕も自分なりに努力しました。
不慣れな部署間の折衝役をやるために、色々な参考書や記事を読み漁り、「人と人の間に入るコツ」を体得していると思われる大学時代の友人のアドバイスを聞いたりもしたのです。

ですが、やはり基本的に向いていないことというのは、「水と油」のようなもので、半年も経たないうちに、僕は神経をすり減らし、結果として退職することとなったのです。
結局、この経験で得た教訓は、やはり「向かない」と自覚している仕事など、自分で落とし穴にはまりに行くようなものだということです。次の仕事は、間違っても前職の失敗を繰り返さないと誓い、今日も就職活動に出かける僕なのでした。